梅雨明けなのに体が重だるい…それ「湿邪」のせいかも?鍼灸師のゆる食養生3つ

体質改善・東洋医学

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「梅雨が明けたのに、なんだか体が重い」「食欲がわかなくて、そうめんばかり食べている」——7月に入ってから、こんな声を患者さんからよく聞くようになりました。

実はこの時期のだるさ、気合いや体力の問題ではなく、東洋医学でいう「湿邪(しつじゃ)」が関係していることが多いんです。今日は鍼灸師17年目の私が、蒸し暑い季節を軽やかに乗り切るための「湿気対策の食養生」をお話しします。

「湿邪」って何?——体にたまる余分な湿気のこと

東洋医学では、体の外の環境が体調に影響すると考えます。梅雨から夏にかけての高い湿度は「湿邪」と呼ばれ、体の中に余分な水分をため込みやすくするといわれています。

湿邪の特徴は、とにかく「重い」「にごる」「停滞する」こと。具体的にはこんなサインが出やすくなります。

  • 朝起きても体が重だるい
  • 頭がすっきりしない、ぼーっとする
  • 食欲がない、胃がぽちゃぽちゃする感じがする
  • 舌のふちに歯型がつく、舌の苔が厚くなる

特に影響を受けやすいのが、東洋医学でいう「脾(ひ)」——消化吸収を担う働きです。脾は湿気が苦手。だからこの季節は、胃腸が弱って食欲が落ちやすいんですね。

今日からできる「湿気バテ」対策3つ

① 冷たいものは「最初の一口」だけにする

暑いとつい氷入りの飲み物をがぶがぶ飲みたくなりますが、冷たいものは胃腸の働きをぐっと下げてしまいます。おすすめは、最初の一口だけ冷たいものにして、あとは常温の水や温かいお茶に切り替えること。「全部やめる」ではなく「一口だけ楽しむ」なら、がんばらずに続けられますよ。

② 「香りのある食材」で胃腸を目覚めさせる

しそ、みょうが、生姜、ねぎ——薬味と呼ばれる香りのある食材は、東洋医学では停滞した「気」をめぐらせて、湿気に負けた胃腸をサポートしてくれる存在です。そうめんを食べるなら、薬味をこれでもかと乗せるだけで立派な食養生になります。

③ 「はと麦」で水はけのよい体づくり

湿気の季節の定番といえば、はと麦。東洋医学でははと麦の実を「薏苡仁(よくいにん)」と呼び、昔から体の余分な水分を出すサポートをする食材として親しまれてきました。炊き込みご飯に入れるのもいいですが、いちばん手軽なのは「はと麦茶」。ノンカフェインなので、寝る前でも安心して飲めます。

おすすめアイテム

私が患者さんによく紹介しているのは、スーパーでも手に入りやすい伊藤園の国産はと麦茶です。ティーバッグなので、麦茶感覚で冷蔵庫に常備できますよ(私は常温で飲むのがお気に入りです)。

まとめ:「重だるさ」は体からのお知らせ

梅雨明けのだるさは、あなたが怠けているわけでも、年のせいだけでもありません。湿気という「外の環境」に体が一生懸命対応しているサインです。

冷たいものを一口だけにする、薬味をたっぷり乗せる、麦茶をはと麦茶に替えてみる——どれも「がんばらない」レベルの小さな工夫ばかり。ひとつでもピンときたものから、ゆるっと取り入れてみてくださいね。

なお、だるさが何週間も続く場合や、急激な体調の変化がある場合は、無理せず早めに医療機関に相談してください。

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