水を飲んでるのにだるい…残暑の「かくれ脱水」と水分の摂り方4つのコツ

体質改善・東洋医学

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「水分はちゃんと摂ってるんです。1日2リットル飲んでます」——そうおっしゃる方ほど、なぜかだるさが抜けない。この時期、施術室でよくある会話です。

実は水分は、量だけでなく「どう摂るか」がとても大事。今日は残暑の時期に見落とされがちな水分の摂り方をお話しします。

「かくれ脱水」——気づかないうちに足りていない

のどが渇いたと感じたときには、体はもう水分が足りない状態に入っているといわれています。のどの渇きは、早めの警報ではなく、遅れて鳴る警報なんですね。

特に8月後半は要注意です。7月ほどの猛烈な暑さではないぶん、意識が「もう大丈夫」に切り替わりがち。でも実際にはまだ暑く、汗も出ています。この気のゆるみと現実のズレが、この時期の不調につながります。

動き回る仕事をしている方や外のレジャー中、部活の間など、気がついたら水分を摂り忘れているケースもあります。

こんなサインが出ていませんか

  • なんとなく頭が重い、集中が続かない
  • 足がつりやすい、ふくらはぎがピクピクする
  • 尿の色が濃い(薄い黄色が目安です)
  • 肌や唇がカサつく

東洋医学の視点:水は「飲めば飲むほどいい」ではない

ここが、多くの方が誤解されているところです。東洋医学では、体に取り込んだ水がうまく巡らずにとどまった状態を「水滞(すいたい)」と呼びます。飲んだ水が全部きちんと使われるわけではない、という考え方です。

胃腸の力が落ちているときに冷たい水をがぶがぶ飲むと、水は巡らずに滞りやすい。結果、飲んでいるのにだるい、むくむ、胃がぽちゃぽちゃする——という状態になります。「2リットル飲んでるのに調子が悪い」という方は、たいていここです。

水分の摂り方、4つのコツ

① 一気に飲まず「コップ1杯を、こまめに」

一度にたくさん飲んでも、余った分は尿として出ていくだけです。コップ1杯(150〜200ml)を、1〜2時間おきに。体が受け取れるペースで届けるほうが、ずっと届きます。

② 常温か、ぬるめで

キンキンに冷えた飲み物は、胃腸の働きを落とします。夏でも常温——せめて「冷蔵庫から出してしばらく置いたもの」を選んでみてください。

③ 汗をかいた日は「塩分」もセットで

汗で失われるのは水だけではありません。ナトリウムなどのミネラルも一緒に出ていきます。水だけを大量に飲むと、体内の濃度のバランスがかえって崩れることがあるといわれています。しっかり汗をかいた日は、塩分もあわせて摂ってください。

④ 起きぬけの1杯を習慣にする

寝ている間、人はコップ1杯分ほどの汗をかいています。朝いちばんの常温の水は、いちばん体に届きやすい1杯です。

おすすめアイテム

塩分補給というと真っ先にタブレットが浮かびますが、私は昔ながらの梅干しをおすすめしています。塩分に加えて酸味があるので、食欲が落ちているときでも口に入れやすいんです。個包装のタイプなら、カバンに入れておいて外出先で1粒、という使い方ができて便利ですよ。

まとめ:量より「届き方」

水分は、たくさん飲めば正解ではありません。常温を、こまめに、汗をかいた日は塩分もいっしょに。この3つを意識するだけで、同じ2リットルでも体の感じ方はまるで変わります。

ノルマのように飲むのではなく、体が受け取れるペースで。がんばらない養生、今日もそんな感じでいきましょう。

なお、めまいや吐き気、意識がぼんやりするといった症状があるときは、セルフケアで様子を見ずにすぐ涼しい場所で休み、症状が改善しない場合は迷わず救急に相談してください。持病があり水分・塩分の制限を受けている方は、必ずかかりつけの先生の指示を優先してくださいね。

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