熱帯夜でもぐっすり眠りたい!鍼灸師が実践する「眠れる体」のつくり方4つ

不調改善・セルフケア

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「暑くて夜中に何度も目が覚める」「朝起きても疲れが抜けていない」——熱帯夜が増えてくるこの時期、施術ベッドの上でうとうとしながらこう話す患者さんが本当に多くなります。

睡眠は、どんな高級な美容液よりも確かな回復の時間。今日は鍼灸師17年目の私が、自分でも実践している「熱帯夜でも眠れる体のつくり方」をお話しします。

なぜ暑いと眠れないの?——カギは「深部体温」

人の体は、体の内側の温度(深部体温)がすとんと下がるタイミングで眠気が訪れるようにできています。ところが熱帯夜は、外の気温と湿度が高くて熱がうまく逃げず、この「すとん」が起きにくい。だから寝つきが悪く、眠りも浅くなるんです。

東洋医学でも、夏は「心(しん)」——精神活動や血のめぐりを司る働きが高ぶりやすい季節とされ、気持ちがたかぶって眠りが乱れやすいと考えられてきました。つまり夏の快眠のコツは、「体の熱を上手に逃がすこと」と「たかぶりを鎮めること」の2つです。

鍼灸師が実践する快眠習慣4つ

① お風呂は「寝る90分前・ぬるめ」

シャワーで済ませたくなる季節ですが、38〜40度のぬるめのお湯に10分つかると、いったん上がった深部体温が寝る頃にすとんと下がり、自然な眠気につながります。90分前が難しければ「寝る前に足首から下だけ足湯」でも十分です。

② エアコンは「切らずに朝まで」

「体に悪そうだから」とタイマーで切る方が多いのですが、夜中にエアコンが切れて目が覚める方がずっと睡眠の質を下げます。設定は26〜28度で朝までつけっぱなし、風は直接体に当てない。これが今の時期の私のおすすめです。

③ 寝る前スマホの代わりに「目もとを温める」

目の周りには、リラックスに関わるツボがたくさん集まっています。攅竹(さんちく・眉頭のくぼみ)、太陽(たいよう・こめかみ)あたりを蒸しタオルでじんわり温めると、目の疲れがゆるむと同時に、たかぶった気持ちも落ち着きやすくなります。スマホの画面を見る時間を10分だけ「目を温める時間」に置き換えてみてください。

④ 寝る前の「3回深呼吸」

吐く息を長めに、鼻から4秒吸って口から8秒吐く。これを3回。たったこれだけでも、興奮モードの神経がお休みモードに切り替わりやすくなります。ベッドの中でできるので、今夜からどうぞ。

おすすめアイテム

蒸しタオルが面倒な日にぴったりなのが、使い捨ての温熱アイマスク。開けるだけでじんわり温かくなるので、「がんばらない目もとケア」の代表選手です。私も出張続きの週はポーチに入れています。

まとめ:眠りは「がんばって取る」ものじゃない

快眠のコツは、眠ろうとがんばることではなく、体が自然に眠りに落ちる条件を整えてあげること。ぬるめのお風呂、朝までエアコン、目もとの温め、長い吐く息——どれもひとつ数分でできることばかりです。

全部やらなくて大丈夫。今夜はまず、エアコンのタイマーを「切」から「朝まで」に変えるところから始めてみてくださいね。

なお、眠れない日が2週間以上続く、日中の生活に支障が出ているという場合は、我慢せず医療機関に相談してください。

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