明けに多い「五月病」を東洋医学で乗り越える。気の滞りをほぐす養生法

不調改善・セルフケア

ゴールデンウィークが終わると、「やる気が出ない」「なんとなく憂うつ」「体が重い」という声が増えます。いわゆる「五月病」です。でも、これは怠けているわけでも、メンタルが弱いわけでもありません。

東洋医学では、春から初夏のこの時期は「肝(かん)」の気が乱れやすく、気の滞りが起きやすい季節と考えます。今日は五月病を東洋医学の視点で捉え、気持ちを立て直す養生法をお伝えします。

なぜ5月に不調が起きやすいの?

東洋医学では春は「木(もく)」の季節で、肝の働きが活発になります。肝は「気を巡らせる」臓器。環境の変化(新生活・新年度)やGWの生活リズムの乱れで肝が疲弊すると、気の流れが滞って「気滞(きたい)」が起こります。

気滞の症状はまさに五月病そのもの。気分の落ち込み・イライラ・やる気の低下・胸のつかえ・ため息が増えるなどが典型的なサインです。

気の滞りをほぐす養生法4つ

① 深呼吸で気を動かす

東洋医学では「肺が気を主る」とされ、呼吸は気を動かす最もシンプルな方法です。お腹をふくらませながら4秒吸って、6〜8秒かけてゆっくり吐く。これを1日5回、続けてみてください。

② 期門(きもん)のツボ押し

乳首の真下、肋骨の際にある「期門」は肝の募穴(ぼけつ)=肝の気が集まるツボです。胸のつかえ・ため息・憂うつ感に効果的。やさしくほぐすように押してみてください。

③ 香りで気を巡らせる

東洋医学では「香りは気を動かす」とされています。ジャスミン・ローズ・ベルガモット・ゆずなどの香りは、肝の気を巡らせ、気分を明るくする働きがあります。アロマディフューザーやお風呂に精油を数滴垂らすだけでOKです。

④ 酸っぱいものを少し食べる

東洋医学で「酸味は肝に入る」とされています。梅干し・レモン・酢・ヨーグルトなどを意識して摂ることで、肝の働きをサポートできます。ただし摂りすぎは逆効果なので「少し」がポイント。

まとめ:五月病は「体からの休憩サイン」

五月病は、頑張りすぎた体と心が「少し休ませて」と言っているサインです。深呼吸・ツボ押し・アロマ・食事で気の流れを整えながら、自分のペースで回復していきましょう。無理せず、ゆるく養生するのが東洋医学流です。

鍼灸師 ココ より

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