
春になると「デトックスしたい!」という気持ちになりませんか?
ファスティング、酵素ドリンク、スムージー…いろんな方法がありますよね。でも鍼灸師17年目の私から見ると、「頑張って出す」デトックスは逆効果になることも多いんです。
今回は東洋医学の視点から、春に本当に必要なデトックスの考え方と、無理なくできるケア方法をお伝えします。
東洋医学では春は「肝」の季節
東洋医学では、季節ごとに対応する臓腑があります。春に対応するのは「肝(かん)」です。
肝は気の流れ・血の貯蔵・解毒と代謝を担うとされており、まさにデトックスと深い関係があります。
春になると出やすい不調はこんなもの。
- イライラしやすい
- 目が疲れる・かすむ
- 頭痛・めまい
- 筋肉のこわばり・こむら返り
- 月経不順・PMS
心当たりがある方は「肝」が疲れているサインかもしれません。
「デトックス=出す」だけじゃない
現代のデトックスは「いかに毒素を排出するか」に注目しがちです。
でも東洋医学的なデトックスの本質は、「気と血の流れをよくすること」。
無理に出そうとするより、巡りをよくすることが先決です。
極端な断食や過剰な酵素ドリンクは、気を消耗させて逆にだるさを増やすこともあります。「やったのになんか体がしんどい…」という経験がある方、それが原因かもしれません。
東洋医学的・春のデトックス3ステップ
① 酸味をとる
東洋医学では「酸味は肝に入る」とされています。梅干し・酢・レモン・いちごなど、春は酸味のある食材を意識的に取り入れましょう。
ただし摂りすぎは逆効果。毎食少量で十分です。
② 春の旬野菜・山菜を食べる
ふきのとう・たらの芽・菜の花・春菊など、春の山菜には苦味と解毒作用があるとされています。
「春は苦いものを食べろ」というのは昔からの知恵ですが、東洋医学的にもしっかり理由があるんです。
③ 夜中の1〜3時に眠っている
東洋医学では「子午流注(しごりゅうちゅう)」という考え方があり、夜中の1〜3時は肝が最も活発に回復する時間帯とされています。
この時間にぐっすり眠れているかどうかが、肝のコンディションを大きく左右します。遅くとも23時には布団に入る習慣をつけてみてください。
漢方でアプローチするのもおすすめ
食事や生活習慣の改善と並行して、漢方を取り入れるのも効果的です。
春の肝の不調によく使われる漢方をいくつかご紹介します。
加味逍遥散(かみしょうようさん)
イライラ・疲れやすい・月経不順・のぼせ冷えがある女性に多く使われます。春の不調との相性がいい漢方です。
抑肝散(よくかんさん)
神経の高ぶり・怒りっぽさ・睡眠の浅さが気になる方に。子どもからお年寄りまで使いやすい漢方です。
市販でも購入できますが、自分の体質に合ったものを選びたい方にはオンライン漢方サービスが便利です。問診に答えるだけで、漢方の専門家が体質に合った漢方を提案してくれます。
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まとめ
春のデトックスは「頑張って出す」より「気血の流れをよくする」が東洋医学の基本です。
- 酸味・苦味のある食材を意識する
- 夜中の1〜3時にしっかり眠る
- 漢方で体質からアプローチする
この3つを無理なく取り入れるだけで、春のだるさや不調がずいぶん変わってきますよ。
がんばらなくていいんです。ちょっとした養生の積み重ねが、体と肌を整えてくれます。


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